10月23日17時56分頃、新潟県中越地方の深さ13kmで M6.8(暫定値、以下同様)の地震が発生しました。
この日はちょうど新幹線(17時33分新潟発 とき406号 長岡着17時57分2両目に乗車)で長岡に戻っていたところでした。
長岡駅のホームに入り始めた新幹線のデッキで、テレビ局の方と正月番組のイタリアン紹介のVTR撮影の打ち合わせの電話をしていました。その時です!
ちょっと大袈裟な表現かもしれませんが新幹線が「跳ねる」のです。
その後、恐らく緊急停止装置が作動したのでしょう。
新幹線内の照明は消え、急停車しました。
私は「脱線でもしたのかな」と思い、ホームの外に目を向けました。
するとホームは大きく揺れ、天井から吊り下げられている各種案内看板も同様でした。
「これは脱線じゃなくて地震だ!」
その時初めて認識しました。そして
「とりあえずまた落ちついたらお電話しましょう」
とだけ話し、電話を切りました。
それからは暗い新幹線の中で「缶詰」でした。
約1時間弱でしょうか。新幹線は度々跳ね、 車内は、不安な空気で一杯でした。
車内放送では
「中越地方で大きな地震が発生し、緊急停車致しました。
情報が入るまでしばらくお待ち下さい。ご迷惑をおかけ致します。」
と流れました。
しかしその後も断続的に複数回大きな揺れが続きます。
勿論、地震でビックリしてはいましたが、新幹線の中でどうにも身動きが出来なかった私は不思議と冷静に新幹線から降りたらどうするかを考えていました。
そうこうしていると再び、車内放送が入ります。
「現在、中越地方で大きな地震が発生しており新幹線は全線ストップしております。
当新幹線は先頭車両が長岡駅ホームに到着しておりますので、これから先頭車両のみ扉を開け、皆様そこからホームに出ていただきます。
その後は駅員の指示に従って速やかに駅の外へ出ていただきます。
駅構内は落下物など散乱し大変危険ですので駅員の誘導に従い、速やかに降りて頂きますよう御願いいたします。
それでは先頭車両のみ扉を開きます」
と流れ、ようやく外に出ることができました。
大きな混乱もなく順番に新幹線から降り、駅員さんの誘導どおり駅の外(バスターミナル)に出てみるとターミナル内は駅構内から避難してきた人で既に一杯でした。
すぐに車で本部事務所へ向けて移動を開始しました。
途中、社長宅と新町店がありましたので立ち寄り確認してみると、建物内は散乱していましたが幸にも皆は無事でした。
その後、本部へ直行し、店内・工場を覗き込んだら、社員は既に皆帰った後でした。
恐る恐る中を覗いてみると、機材・資材ともにゴチャゴチャになっていたので、
「やばいなぁ〜」
とその時は思いましたね。しかし
「今日はもうどうしようもない!明日からだ!」
と思い、家に帰りました。
家では、明日からの会社のことを考えていました。
まず社員はみんな大丈夫だろうか?
何人が会社に来られるのだろうか?
すぐには店を再開できないだろうなぁ・・・
明日はまず社員の安否を確認して、それから工場や店の片付けをしよう!
なんて考えながら余震を恐れ、車の中で寝ました。
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